網様体賦活系を味方につける ①
こんにちは。ナビゲーターのugatsuです。
人間は成功（成幸）するための素晴らしい機能を、脳に持っているのをご存じでしょうか？
これは、ある意味、ドラえもんの道具よりも強力に、あなたの成功を実現してくれる凄いものです。
それが…。
『網様体賦活系（もうようたいふかっけい）』
英語では「Reticular activating system」と言い、略して「RAS」を呼ばれています。
網様体賦活系は言葉が長いし、難しい印象を持ってしまうので、以下RASで行きますね。
RASは脳の中心部分にある領域で、ざっくりいうと、情報のフィルターの役目をしています。
人間は、視覚、聴覚、触覚、味覚などの感覚器から、非常に多くの情報を得ています。
そのすべての情報をいちいちすべて処理していたら、脳がパンクをしてしまう。
だから、RASがフィルターの役目をして、必要な情報だけをピックアップしているのです。
ちょっと話は飛びますが…。
いわゆる「カラーバス効果」も、「カクテルパーティー効果」もRASのなせる業。
一応、解説を入れておくと…。
カラーバス効果とは、あるひとつのことを意識すると、それに関する情報が無意識に自分の手元にたくさん集まるようになる現象のこと。
カラーバスは「color（色）」を「bath（浴びる）」、つまり色の認知に由来するのですが、色に限らず、言葉やイメージ、モノなど、意識するあらゆる事象に対して起きます。
例えば、「通勤途中に緑色の看板はどのようなものがありましたか？」と質問されても、ほとんどの人は、数個しか思い浮かばないでしょう。
でも、自宅を出るときに、「緑色の看板」と口にして通勤をすると、緑色の看板が目に付くようになるのです。
人間の脳は、特定の事象を意識することで、五感で得られた情報からその特定事象のみを積極的に認識するのですね。
カクテルパーティー効果とは、音声の選択的聴取のことで、選択的注意の代表例です。
カクテルパーティーのように、たくさんの人がそれぞれに雑談している中でも、自分の名前など、自分に関係のあるキーワードや、自分が興味のある人の会話などは、自然と聞き取ることができる。
つまり、人間は音を処理して必要な情報だけを選び出し、再構築しているのです。
他にも…。
人間の脳は、感情で情報の下処理をし、その後、思考を行っていると言われています。
例えば、「お昼ご飯に何を食べるのか？」を思考するときも、まず、何を食べたいのかを感情で下処理し、そこから会社からの距離や待ち時間（休み時間は有限なので）や、価格、最近の食の傾向（何を食べたのか？）を理論的に思考していく。
何故、感情で情報の下処理をするのかというと、その方が圧倒的にスピーティーに思考ができるからです。
このように、いわゆる五感から入っている様々な情報の取捨選択から、思考にいたるまで、RASによる情報のフィルターを通して処理を行っているのです。
RASは脳に入るほとんど全ての情報を中継していることが分かっています。
そして、RASは、「入ってくる情報を主査選択し、何に注意を向けさせるか、どれぐらい関心を呼び起こすか、どの情報をシャットアウトして脳に届かないようにするかを判断」しているのです。
つまり、RASは、『脳の活動を支配するコントロールセンター』でもあるのです。
このRASを味方につけると、サクサク願望を実現していけるようになるので、少しだけRASをテーマにお話をさせて頂きますね。
長くなってきたので、続きは次回に。
お楽しみにです♪はい。
ここまでお付き合いありがとうございました(;^_^A
こんにちは。ナビゲーターのugatsuです。
ふぅぅぅぅぅ～～～っ。
ようやく、精神構造と潜在能力を引き出す基本ロジックの説明が終わりました。
小難しいお話にお付き合いいただき、ありがとうございましたm(__)m
でも…。
全体図を理解しておくって、とても大切なことなんですよね。
話は飛びますが…。
ミニ四駆って知っています???
タミヤが発売している小型の動力付きプラモデルで、日本で一番売れた自動車模型のシリーズですね。
僕も子供の頃、僕も夢中になりました。
このミニ四駆…。
電池がモーターを動かし、モーターの力をギアがシャフトに伝え、四つのタイヤを動かしています。
この基本構造が理解できていないと…。
「上手く走らない」という問題解決することも…。
「もっと早く走らせたい」という機能の向上をすることもできませんよね。
例えば、構造が分かってないと…。
上手く走らないのが、電池が弱っているためなのか、ギアのかみ合わせが悪いのか、シャフトが曲がっているのか…といった原因を見つけ出すこと、出来ませんから。
これと同じで、精神構造と潜在能力を引き出す基本ロジックが理解できていないと、潜在意識の問題解決をしたり、活用したりできないのです。
時々、潜在意識を解説している方で…。
イメージすれば潜在意識がそれを引き寄せてくれる…とだけ解説している方がいらっしゃいますけど…。
それって、「電池だけ新品にしとけば、よく走りますよぉぉぉ」と言っているのと同じなんですよね。
人によっては、それだけでよく走るようになる人もいるでしょうが、他に問題があったら、よく走るようにはならない( ；∀；)
でも、ここまでのお話で、全体図は理解していただけたと思うので、いよいよこのblogでお伝えしたかった本番の話に入っていくことができるようになったので、嬉しく思っています。はい。
ということで、引き続き、よろしくお願いいたしま～す。
潜在能力を引き出すには？～後編～
こんにちは。ナビゲーターのugatsuです。
「エス≒超自我」にするために…。
「個人と全体の利益は相反する」は本当なのかを考えてみたいと思います。
例えば…。
収益を増やすために値上げをしたい…という欲求を持ったとします。
それに対して、「エスvs超自我」ってなっていると、抵抗感を感じるのでしたよね。
でも、本当に、そうなのでしょうか???
ちょっとイメージしやすいように、商品を「カウンセリング」にしましょうか。
カウンセリングの金額を値上げすることで…。
個人としては、仕事のモチベーションが上がるし、責任感が生まれるし、ブランド力は上がるし、収入が増えるのでハッピー。
家族は、生活費が増えるし、食事や旅行に行く回数が増えるなど家族サービスしてもらえるし、子供はお父さんって凄いって自信を持つからハッピー。
スタッフは、利益が増えるので福利厚生が充実されるし、仕事に誇りを持てるのでハッピー。
クライアントは、アドバイスを素直に聞くようになるし、アドバイスを実行するので結果が出てハッピー。
業界としては、高額でやっているところがあるのを知ると他のカウンセラーの意識が変わるし、優れた若手人材がカウンセラーを目指すので業界の質も上がるからハッピー。
問題が解決される(結果度出す)クライアントが増えることで、世の中はよくなっていくから、世の中としてもハッピー。
あれ???
値上げをすることって、個人も、家族も、スタッフも、クライアントも、業界も、世の中も、みんなハッピーになりますよね。
つまり…。
「個人と全体の利益は相反」しない！ない。
実は、「個人の利益＝周辺の利益＝全体の利益」となるものなのです。
で…。
各分野で成功者と呼ばれる人たち…、すなわち、潜在能力を引き出し、潜在意識の効果を使いこなせている人たちのほとんどは、この状態になっています。
自分の利益の追求…、すなわち、エスの欲求や衝動を満たしていくことが、周辺やより全体の利益を実現することとイコールになっているのです。
こうなると、人間は、すごい力を発揮する！
多くの人は、自我が、エスと超自我の板挟みになり、そこで大きなアエネルギーロスやストレスを抱え込んでいるのですが…。
「個人の利益＝周辺の利益＝全体の利益」になると、エスの欲求や衝動が抑制されることなく、そのまま発揮されるので、どんどん力が湧いてきて、潜在能力も引き出されるようになる。
潜在能力を引き出すには？～前編～
こんにちは。ナビゲーターのugatsuです。
「エス＞超自我」という状態になったら…。
いよいよ、潜在能力を引き出すプロセスに入っていきます。
潜在能力を引き出すには、『エス≒超自我』と言う関係にすること。
『エス≒超自我』と言う関係…と急に言われてもイメージしづらいですよね…(;’∀’)
要は、エスから生まれてくる欲求や衝動を、
超自我が肯定してくれる関係にするってことです。
これができると、完全にブレーキが外れ、
潜在能力がどんどん引き出されるようになるのです。
話は飛びますが…。
ほとんどの人は、幼いころから受けた教育と、その後の体験により、漠然と「個人」と「全体」の利益は相反する関係にある…と思っています。
例えば、幼いころ、わがままを言うと「自分のことばかり言わないの！」と叱られますよね。
友達にオモチャを貸してと言われ、拒否すると、「あなたはいつでも遊べるのだから、貸してあげなさい」と叱られる。
小学校に入り、集団生活を始めると、より全体が優先され、その中で我慢を強いられることが増える。
こういった教育や体験をした結果…。
「全体の利益のためには自分は我慢しなければいけない」「自分の利益を追求すると、全体に不利益をもたらすことになる」といったルールを持ってしまうのです。
これに加え…。
歴史、漫画、映画など、様々な分野で、「より全体のために自己犠牲をした人」の話が、美談として語られるので、このルールはどんどん強化されていきます。
エスから生じるのは、基本的に個人的な快楽を追求する欲求や衝動。
そのため、このルールは、エスから生じる欲求や衝動に根源的なブレーキをかけてしまうのです。
例えば…。
個人としては、収益を増やすために値上げをしたい…と思う。
でも、値上げをすることで…。
✓既存のお客様が困るのでは???
✓既存のお客様に迷惑をかけることになるのでは???
✓これまでお世話になったお客様に嫌われるのでは???
といった思惑が、超自我に入っているルールから湧いてきてブレーキがかかる。
こうなると、値上げなんてできなくなるのです。
もし、値上げを決断することができていれば…。
値上げに伴って、付加価値の創造や、販売に関する知識や技術の向上など、様々な潜在能力が引き出されたはずなのに、値上げをしなくなったことで、そういった可能性の扉を開くチャンスも失ったんですね。
この「個人と全体の利益は相反する」というルールは、幼いころから何度も刷り込まれた非常に強力なルールなので、たいていの場合、エスからの欲求や衝動は負けてしまいます。
つまり、「エス≒超自我」にすることこそが、潜在能力を引き出す本丸なのです。
では、どうすれば、「エス≒超自我」にすることができるのでしょう？
その答えは、長くなってきたので、次回のblogで。
お楽しみに。
超自我の中のルールを書き換える方法
こんにちは。ナビゲーターのugatsuです。
超自我の中の不要なルールを変更したり、取り除いたりする。
そうすることで、エネルギーロスとストレスが無くなると、潜在能力が引き出されやすくなるのです。
超自我の中のルールを、変更や消去するプロセスは次の通り。
【超自我を書き換えるプロセス】
１．なりたい姿の明確化する
２．抑制するマイルールを洗い出す
３．ルールの信憑性を検証する
４．それぞれの未来を洗い出す
５．ミニマムな行動を起こし検証する
ugatsuはこれまで、延べ2,500人の方の相談に乗ってきましたが、基本的にこのプロセスで、超自我の中のルールを変更&消去することができます。
まぁ、実際の現場では、全部やることもあれば、一部だけを実行することもありますし、場合によっては、他のテクニックを併用することもあったりしますけど…( ´∀｀ )
ちなみに…。
超自我に入っているのは、大きく次のようなカテゴリー分けることができます。
✓ 人間関係に関するもの
✓ 自分自身に対するもの
✓ 人生や世の中に関係するもの
自分のなりたい姿（欲求）を明確化したら…。
この3つのカテゴリーの中で、なりたい姿（欲求）を抑制しているルールを洗い出す。
そして、「ルールの信憑性を検証する」ことで『思考』を、「それぞれの未来を洗い出す」ことで『感情』を揺り動かす。ここポイントで、思考と感情の両方を刺激することで、書き換えが起こりやすくなるのです。
で、最後に、ミニマムな行動（最も小さな行動）を決め、その行動を起こして、その結果を検証することで、自分の中に落とし込む…と言う流れですね。
このプロセスを目的ごとに実行していくことで、エスと超自我の対立を減らす。
すると、『エス＞超自我』と言うパワーバランスになり、エネルギーロスやストレスレスにすることができるんです。はい。
