プラス発想は危険⁉
こんにちは。ナビゲーターのugatsuです。
「プラス思考」に似たものに、「プラス発想」がありますね。
このプラス発想も、成功するには必要だというルールを自分の中に持っている人は少なくありません。
でも実は…。
成功するのにプラス発想は必要ないのです。
というか、プラス発想が必要だと思っていると危険なこともあるんですね。
「あれっ!?プラス思考とプラス発想って同じものじゃないの?」
そうですよね。そう思いますよね。
だって、多くの本や講師が、この2つをあまり厳密に使い分けていないのですもんね。
そのため「プラス思考=プラス発想」と思っている人、意外と多いのです。
でも、言葉の意味を知れば、その違いが分かってもらえるはず。
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【思考】
1. 考えること。考え。
2. まわりの事態に応じて課題を解決して行く過程。
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【発想】
1. 思い付くこと。思い付き。
2. 心に起こった考えをまとまった形にすること。
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つまり…。
プラス思考とは、プラスの方向に考えることであり…。
プラス発想とは、プラスが思い付くこと…なんですね。
さて…。
プラス発想は、プラス思考に比べ、「思い付き」ですから、感情の影響を色濃く受けます。
プラスの感情の時は、プラス発想になりやすく、マイナスの感情の時は、マイナス発想になりやすいのです。
だから、「成功するのにプラス発想が必要だ」という教えを説いて回っている宣教師(著者や講師)は、信徒(読者や受講生)にこう教えるのです…。
⇓⇓⇓
✓すべての出来事には意味がある
✓人生に無駄なことは起こらない
✓人生に起こることは、必要、必然、ベスト
そして、信徒たちは、その言葉を信じて…。
否定的な出来事や現実に直面すると、「すべての出来事には意味がある」「人生に無駄なことは起こらない」「人生に起こることは、必要、必然、ベスト」と何度も何度も繰り返し唱えるのです。
でもですね…
マイナスの感情が脳の中で起こるメカニズムについては、どこかで詳しくお話しさせて頂こうと思っているのですが、結論を先に言っておくと、マイナスの感情の正体は、「刺激に対する反応」なんですね。否定的な出来事や現実に直面し、刺激を受けると、その反応として大脳にマイナスの感情が湧いてくるわけです。
これ、「反応」なので、抑え込むのって難しいです。
だってほら…。
皮膚に針を刺したら、誰だって「痛い」と思うじゃないですか。
これって、針が痛覚を刺激して、その反応として痛みを感じているんですよね。
その刺激に対する反応が…。
「痛くない、痛くない」って唱えていけば、痛みを感じなくなるでしょうか?
なりませんね(笑)
これと同じで、どんなに「すべての出来事には意味がある」と唱えても、否定的な出来事や現実に直面すると、マイナスの感情は湧いてくる。
そして、感情をベースにしている発想も、どうしてもマイナスになってしまうんですね。
実際、否定的な出来事や現実に直面した際に、「すべての出来事には意味がある」と何度も唱えたけど、意味があるとも思えなかったし、プラスに発想することもできなかった…なんて体験をしたことがある人は多いはず。
冒頭に「プラス発想が必要だと思っていると危険なこともあるんですね」と言ったのは、そう信じていると、反応なので抑え込むことができないマイナスの感情を抑え込むのに、大切なエネルギーをどんどん消費してしまうことになるから。
もし、そのエネルギーを別の方向に使えば、現状をもっといいものにできるのに、そっちに使うエネルギーが枯渇してしまうんですね。だから、危険なのです。
長くなってきたので、続きは次回に。
プラス思考、マイナス思考は〇〇で決まる!
こんにちは。ナビゲーターのugatsuです。
『成功するにはプラス思考が必要は嘘!』のお話の続きです。
そもそも、人間は、知識や経験が不足しているものに関しては、マイナスに思考するようにできています。
これは、「自己防衛」のひとつで、知識も経験もないことに、「何とかなるでしょ」と取り組んでいくと、大きな被害を受けるかもしれないからです。
例えば…。
初めて訪れた山道で、道は曲がりくねり、うっすら霧もかかって、非常に見通しが悪かったとします。
ここで、「行けるでしょ!」と、プラスに考え、スピード出して走ったら、高確率で事故りますよね。
誰でも、こんなシチュエーションだと不安になったり、恐怖を感じたりする。
マイナスに思考することで、リスクヘッジがされるのです。
逆に、その山道が、それが、毎日のように走ってよく知っている道なら、少し暗い見通しが悪くても、「行けるでしょ!」って、普通に考えることができますよね。
つまり、無理に「プラス思考になろう!」なんてしなくても、知識、もしくは経験をすることで、自動的にプラスに思考するようになるのです。
少し話は飛びますが…。
全ての分野にプラスに思考できるという人はいません。
自分が得意な分野にはプラスだけど、そうでない分野に関してはマイナスに考えてしまう。これが、当たり前の人間の姿なんですね。
何事もプラスに思考できて、果敢にチャレンジできる…なんて人は、ちょっと特殊と言うか、思考回路に欠陥があると言えるのです。
だから、そんな人に憧れてはいけないし、そんな人になろうとしてはいけない!
だって、そもそも、人間の本来あるとは異なるので、無理になろうとすると、どこかにヒズミが生じるからです。
プラス思考は良いもので…。
マイナス思考は悪いもの。
何故か、そんな価値観を持っている人が多いのですよね。
でも、プラス思考もマイナス思考も、知識と経験から相対的に決まるものに過ぎない。
つまり、プラス思考もマイナス思考も絶対的なものではない。もっと言うと、プラス思考やマイナス思考というものがあるわけではなく、単なるその時の状態に過ぎないのですね。
氷、水、水蒸気が、全てH2Oの状態に過ぎないのと同じで、環境(知識と経験)によって、形作られている状態なのです。
だって…。
恋愛にめちゃくちゃプラス思考だった人も、恋人が四股かけていて、自分は金づるに過ぎなかった…なんてことが分かると、恋愛に対してプラス思考になれなくなりますよね。
もし、この状態で「こいつ、私に惚れぬいているな」なんてプラス思考できる人がいたとしたら、頭おかしいです(笑)
ということで…。
「プラス発想=善」「マイナス発想=悪」って考えは、捨ててしまいましょう。はい。
プラス思考が必要…は嘘!
こんにちは。ナビゲーターのugatsuです。
【よくある負のルール②:成功するにはプラス思考が必要】
これも、多くの人が持っている負のルールであり、誤解です。
このルールは、幼少期に作られた…というより、物心がついた後…。
思春期や大人になってから作られる場合が多いですね。
学生の頃なら指導者や本、大人になってからはセミナーや上司(先輩)から教えられることで、「そうあるべき」と超自我の中に形作られるという感じでしょうか。
「人生は思ったようになる」
「マイナスに考えていたら、悪い出来事が起こる」
「今の状況は、あなたの思考が作り出している」と言った感じで教えられる。
確かに、そうだなぁ…と納得するので、超自我の中にルールが作られる。
ところが、実際には、自分の中にはマイナスの思考や感情があるので、そのギャップに「だから、自分はダメなんだ…」とブレーキがかかるわけです。はい。
でもですね…。
実施の成功者を見ると分かるのですが、必ずしもプラス思考ではないのです。
というか…。
そもそも人間は、知識や経験がある分野に関してはプラスに考えることができるのですが、知識や経験が不足している分野に関しては、マイナスに考える傾向があるのです。
ですから、世の中の成功者を見ても…。
ビジネスの関してはプラス思考だけど、健康に関してはマイナス思考…とか、
ビジネスに関してはプラス思考だけど、恋愛に関してはマイナス思考…って人はたくさんいるんですね。
つまり…。
プラス思考になれるかどうかは…。
その分野に対して、『どんな知識と経験を持っているのか?』で決まるのです。
例えば…。
健康に関する知識が豊富だったり、食事や、何からの健康法で健康を手に入れた経験を持っている人は、健康に対してプラス思考になれる。
逆に、健康についてあまり知らなかったり、健康を損ねた経験がある人は、健康に対してマイナス思考になる。
でも…。
マイナスに考えるからと言って、病気になるとは限らない。
よく「一病息災」と言いますが、健康な人より、健康に少し(もしくは以前に)不安を持っている人の方が、健康で長生きする人の方が多いんですね。
何故なら、マイナスに考えるから、いろいろ気を付けるからです。
はい。話が散らかってきたので、今回の話のポイントを纏めると…。
1.プラス・マイナス思考というのがあるわけではない(プラス思考・マイナス思考は、知識と経験によって決まる状態に過ぎない)
2.マイナス思考だから上手くいかないとは限らない
実はこれ、ちょっと深いテーマでして…。
よく、「今の思考があなたの人生を作り出している。それを変えることで、ビジネスも人生も良くなる」なんて言葉に納得させられ、高額のセミナーなどにはめ込まれている人、少なくないので、ちょっと突っ込んで話をさせていただきますね。はい。
成功できるのは特別な人間…は嘘!
こんにちは。ナビゲーターのugatsuです。
「潜在意識」の最大の働きは、「潜在能力」を引き出してくれること。
自分の中に秘められた能力を、ぐぃぐぃぐぃっと引き出してくれることです。
何度もお話ししてたように…。
これができるようになると、引き寄せもできるようになるのです。はい。
で…。
潜在能力を封じ込めている最大の原因が、超自我に入っている「負のルール」なのですが、具体的にどんな負のルールが入っているのかについて、少しお話をさせて頂きたいと思います。
この、「よくある負のルール」は、願望実現を邪魔する「間違えた常識」であり、「間違えた思い込み」…、つまり、「誤解」でもあるのです。はい。
【よくある負のルール①】:成功できるのは特別な人間
この「成功できるのは特別な人間」の、「成功」の部分は「自分の夢を叶えることができるのは…」に置きかえることもできます。
これ、非常に多くの人が持っている負のルールであり、思い込みです。
でもまぁ、このルールを持ってしまうのは仕方がありません。
だって、世の中の成功者や夢を実現している人を見ると、みんな、普通じゃない(笑)
特別な能力や才能、センス、知識や技術、信念や精神力を持っていますから。
このルールがあると、願望を持っても…。
✓自分は特別じゃないので実現できない
✓特別にならないと成功するなんてできない
というブレーキがかかります。
そして…。
「諦めていく」か、特別な自分になるために、いわゆるセミナージプシーのように「ずっと勉強を続ける人」ようになってしまうのです。
でもこの、「成功できるのは特別な人間」ってルールは間違い。
何故なら、ほとんどの成功者は、特別な人ではなく、凡人だから。
もちろん、ごくまれに、例外として天才タイプの人間もいます。
特別な能力や才能を持って生まれているとしか思えない人ですね。
でも、99%以上の成功者は、どんなに凄い人に見えても、もともとは普通の人。
特別に見えるセンス、知識や技術、信念や精神力などなどは、成功する過程で身に着けたものに過ぎないのです。
どんな成功者も、最初の一歩を踏み出した時は、私たちと同じだった。
もし、お子さんがリトルリーグで野球をしてて…。
「プロ野球選手と同じ練習ができないから、自分はプロになれない」と言ってきたら、どう答えますか?
「小学生なんだから、大人と一緒の練習はできないよ。でも、ちゃんと努力していけば、中学、高校と、体が大きくなっていくごとにできるようになるよ」と答えますよね。
それと同じで、成功している人と、現在の自分を比べること事態、ナンセンスなのです。
もし、比べるのだとしたら、その成功者が最初の一歩を踏み出したころと、今の自分を比べるべきですよね。それが、「正しい比較」です。
あっ。ちょっと話がそれてしまいました (;^_^A
さぁ、あなたの中にもし、「成功できるのは特別な人間」というルールが入っているとしたら、そんな必要のない思い込みは、さっさとごみ箱に捨ててしまいましょう。
そして、特別なセンス、知識や技術、信念や精神力などは、願望実現をしていく過程で、少しずつ身に付けて行けばいいだけなのです。
網様体賦活系を味方につける まとめ
こんにちは。ナビゲーターのugatsuです。
RAS(網様体賦活系)を味方につける方法、理解していただけたでしょうか?
願望を明確化すると同時に…。
✓超自我の中のルールを消去する
✓願望実現へのプロセスに注目する
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これをすることで、RAS(網様体賦活系)は、あなたの願望を実現する強力な味方になってくれるのです。
話は飛びますが…。
これまで、多くの成功者にお会いしてきたのですが…。
成功者だからと言って、良いことばかりが起こっているわけではない。
成功者だからと言って、色んなことが思い通りに進んでいるわけではない。
普通の人と同じような現実の中で、みんなと同じような出来事に直面している。
そう考えると、ある意味、人生はイーブンなんですね。
同じような出来事が起こる中で…。
願望を実現するために必要な情報を脳が自動的に取捨選択する。
願望が実現できない要素にフォーカスをすると「もうダメだ」となるけど…。
願望を実現できる要素にフォーカスすると「いけるんじゃない?」となりますよね。
だから、RASは、あなたの願望を実現する最強の味方なのです。
重要な部分なので、もう一度言います。
1.願望を明確化する
2.超自我の中の不必要なルールを消去する
3.願望実現へのプロセスに注目する
この3つを実行することで、RASを味方につけ、願望をサクサク実現していけるようになるのです。