潜在能力を引き出すには?~前編~
こんにちは。ナビゲーターのugatsuです。
「エス>超自我」という状態になったら…。
いよいよ、潜在能力を引き出すプロセスに入っていきます。
潜在能力を引き出すには、『エス≒超自我』と言う関係にすること。
『エス≒超自我』と言う関係…と急に言われてもイメージしづらいですよね…(;’∀’)
要は、エスから生まれてくる欲求や衝動を、
超自我が肯定してくれる関係にするってことです。
これができると、完全にブレーキが外れ、
潜在能力がどんどん引き出されるようになるのです。
話は飛びますが…。
ほとんどの人は、幼いころから受けた教育と、その後の体験により、漠然と「個人」と「全体」の利益は相反する関係にある…と思っています。
例えば、幼いころ、わがままを言うと「自分のことばかり言わないの!」と叱られますよね。
友達にオモチャを貸してと言われ、拒否すると、「あなたはいつでも遊べるのだから、貸してあげなさい」と叱られる。
小学校に入り、集団生活を始めると、より全体が優先され、その中で我慢を強いられることが増える。
こういった教育や体験をした結果…。
「全体の利益のためには自分は我慢しなければいけない」「自分の利益を追求すると、全体に不利益をもたらすことになる」といったルールを持ってしまうのです。
これに加え…。
歴史、漫画、映画など、様々な分野で、「より全体のために自己犠牲をした人」の話が、美談として語られるので、このルールはどんどん強化されていきます。
エスから生じるのは、基本的に個人的な快楽を追求する欲求や衝動。
そのため、このルールは、エスから生じる欲求や衝動に根源的なブレーキをかけてしまうのです。
例えば…。
個人としては、収益を増やすために値上げをしたい…と思う。
でも、値上げをすることで…。
✓既存のお客様が困るのでは???
✓既存のお客様に迷惑をかけることになるのでは???
✓これまでお世話になったお客様に嫌われるのでは???
といった思惑が、超自我に入っているルールから湧いてきてブレーキがかかる。
こうなると、値上げなんてできなくなるのです。
もし、値上げを決断することができていれば…。
値上げに伴って、付加価値の創造や、販売に関する知識や技術の向上など、様々な潜在能力が引き出されたはずなのに、値上げをしなくなったことで、そういった可能性の扉を開くチャンスも失ったんですね。
この「個人と全体の利益は相反する」というルールは、幼いころから何度も刷り込まれた非常に強力なルールなので、たいていの場合、エスからの欲求や衝動は負けてしまいます。
つまり、「エス≒超自我」にすることこそが、潜在能力を引き出す本丸なのです。
では、どうすれば、「エス≒超自我」にすることができるのでしょう?
その答えは、長くなってきたので、次回のblogで。
お楽しみに。