さくさく願望実現する魔法の知恵

潜在能力を引き出す潜在意識の活用術

超自我には、どんな情報が入っているの?

こんにちは。ナビゲーターのugatsuです。

 

今回は、超自我に関するお話。

 

超自我は、「~すべきだ」「~してはならない」といった、人間の行動を規制する道徳的命令や社会的規範を司る心の領域でしたね。

 


発生的には、発生的にはエスから自我が生まれ、自我の一部が超自我として形成されます。

 

この超自我が作られるのが、いわゆる幼少期。
1~2歳で自我が作られ始め、それを後追いするように3~6歳で超自我が形成される…とされています。

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どうやって超自我が形成されていくのか?
それが分かると、超自我の正体が分かるので、少しお話をさせていただきますね。


超自我の形成に大きな影響を与えるのが「親」

 

親ってのは、子供に対する超強力な武器を持っているんですね。
どんな武器なのかと言うと、「愛情」という武器です。

 

子供は、愛情を受けられなくなると、精神的な充足感を感じることができなくなる。
それだけでなく、愛情の取り消しは、食料供給の停止など、生命維持にも影響を与えます。

 

だから、子供にとっての最大の恐怖は、親から愛情を止められることなのです。

 

 

さて…。
イドから発生する欲求は、個人的な快楽を求める衝動。

この衝動が、親から見て望ましいものである場合、自我の手助けを受けて、欲求は満たされます。

 

でも、イドから発生した衝動が、親が望ましいと思わないものであったり、非道徳的だとお感じるものであった場合、当然、叱られるなどの罰を受けますよね。

 

この罰(一番怖い罰は、愛情のストップ)に対する不安から、子供は、エスからの衝動を、自我によって差し止め、抑圧するのです。

 

そして、再び、同じ不安を感じることの無いように、親との価値観や道徳観の同一化を図ろうとする。

そうすれば、親に叱られたり、愛情をストップされるなど、危機状態になるリスクを減らせるからです。

 

自分を罰する権威を持った親と一体化を図ることで、「自己を批判する他者が内面化」される。こうやって、自分を批判するもう一人の口うるさい自分…、つまり、超自我が作られていくのです。

 


超自我の形成プロセス、理解していただけたでしょうか???


このプロセスを見ると分かるように…。
超自我は、後天的に作られたもので、親の価値観や道徳観の影響を強く受けたものなんですね。

 

 

それから…。
親も人間ですから、常に、価値観や道徳観を軸に行動をしているわけではありませんよね。

 

時には、機嫌が悪かったり、精神的にいっぱいいっぱいで、感情的に子供を叱ることもある。

 

でも、叱られた子供の方は、自分の衝動が良くなかったと、その衝動を打ち消す超自我を作り出す。

 

また…。
超自我が形成される時期は、まだ幼いため、知識は不足し、精神も未成熟で、が親の意図を完全に理解することはできない。
そのため、親が意図したものと違う価値観や道徳観を持つこともあります。

 

あと、生得的な性質によっても超自我は違うものになってくるんだけど…。
これは、話し出すと長くなるので、別の機会に時間を取ってお話しさせていただくことにします。はい。


こんな感じで、自分の中に作られた価値観や道徳観が超自我で、これが、良心や罪悪感を生み出すものとなっていくのです。

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はい。今回、ちょっと小難しい話になってしまいましたが…。
理解していただきたいのは、超自我は、「後天的に作られたもの」で、自分が幼く、「不完全で、弱者である状態」で、「親の影響を受けながら形成されたもの」である…と言うことを理解しといていただければ、この後のお話を理解してもらいやすくなると思います。はい。